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2016.9.27
「外資系ブランド=英語のスキル」 という印象をもつ人は多いのではないでしょうか。世界に展開しているハイブランドであれば、採用時に英語を使う場面も多々あります。もちろんすべての部門で英語が必要なわけではありませんが、接客業務が必須の販売員は外国人のお客様に応対するため、基本的な英語は身につけておいた方が良いでしょう。
とくに将来、外資系ブランドでキャリアアップを考えている人であれば、英語は絶対に必要です。外資系ブランドは上司が外国人であることも多く、その場合、書類やメール、スカイプなどを通じて行う会議も英語です。つまり、英語のスキルがないと仕事にならないのです。
さて、外資系ブランドに転職を考えている方は、求人の応募条件に「英語」のスキルの有無を見かけることもあるでしょう。なかには、TOEICのスコアを問うブランドもありますし、「日常会話レベル」「ビジネスレベル」など、レベルを指定するところもあります。
外資系企業の応募条件につきものの「TOEIC」ですが、英語でコミュニケーションできる人が全員TOEICのスコアを持っているわけではありません。TOEICのスコアがなくても英語を用いて仕事をしている人はたくさんいます。しかし、高いスコアを持っていると、転職する際、英語のスキルについてアピールできるというメリットがあります。
さて、外資系アパレル企業の職種で、英語のスキルを一番求められる職種はMD(マーチャンダイザー)や買い付けを担当するバイヤー、そして広報(プレス)など。そのブランドの本社のある外国スタッフとのやりとり、海外での買付けや交渉など、英語での対応が仕事の成果を左右することもあります。この職種であれば、TOEICのスコア700~900点は必要と言われています。
では、販売員の場合はどうでしょう?
店長やマネージャークラスであればTOEICのスコア600点以上を問うブランドが多いようです。販売員の場合はそこまで英語力が求められませんが、ショップの立地によっては英語をはじめとする外国語のスキルを問われることもあります。
米系アパレル企業のマネージャーを経て、今年、ヨーロッパのハイブランドに転職したAさんは、「外資系アパレル企業への転職を考えるなら、TOEIC600点以上が有利になると思います。実際はスコアではなく、現場でどれだけ英語でのコミュニケーションができるかを問われるのですが、採用の書類審査の時に600点以下はふるいにかけられるという実情があります。」と話します。
最近は外国人観光客が多く、インバウンド対応が求められる背景もあり、とくに外資系のアパレル企業では販売員にも英語やその他の言語のスキルを求める企業もあります。
「販売員の場合は英語のスキルはほとんど問われません。米系アパレル企業に転職した時、私は全く英語を話せませんでしたが、採用になりましたから。けれど、キャリアアップを視野に入れているのなら、英語は基本的に話せる方が絶対に良いでしょうね。ある地方都市のデパートで販売員をしていた女性はトリリンガル(日本語、英語、中国語)でした。彼女はずっとハイブランドへの転職を考えていて、最近、ヨーロッパのあるラグジュアリーブランドの銀座店に採用されました。外国人ツーリストがよく訪れる場所にあるショップだから、英語と中国語でコミュニケーションできるスキルが有利だったのかもしれませんね」(Aさん)
販売員からマネージャーや店長へのキャリアアップを図りたい人、そして東京や大阪、京都など、訪日外国人の多い街にあるショップで販売員として働きたいと考えている人は、英語やその他の言語でコミュニケーションできるスキルが転職に役立つことは言うまでもありません。
外資系ブランドに転職を考える人は、まずはTOEIC600点のスコアを目指してはいかがでしょうか。
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