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最近、日本で「インバウンド」という言葉が定着したように思います。ご存じの方も多いと思いますが「インバウンド(inbound)」とは、直訳すると「入ってくる」という意味の英語で、当初は観光業界で「外国人観光客」を指す言葉として使われていました。政府が2002年に「Visit Japan キャンペーン」を打ち、外国人ツーリストを日本に誘致するという動きをスタートさせたからです。

一方、インバウンドの反対語は「アウトバウンド(outbound)」。これは日本を出国し、海外旅行をする日本人ツーリストのことです。最近は円安が進んだことや日本政府によるビザの緩和なども重なり、アジア圏の人たちの訪日が目立つようになりました。

インバウンド対応がなぜ大切なのか

インバウンドと関連するワードが「爆買い」です。銀座や渋谷、新宿などの繁華街でブランドのショッピングバッグをいくつも持ち歩いている外国人観光客の姿を目にすることは、今や珍しくなくなりました。近頃は銀座を歩くと、日本語が飛び交うよりも、他国の言葉の方が多いような気がします。

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次の数字は、東京にある某百貨店の免税売上額のシェアの伸び率です。2012年は2%、2013年は5%、2014年は12%、2015年は25%と、右肩上がり。このデータからわかるように、インバウンド消費はアパレル業界はじめ、家電や食、観光など、さまざまな業種の収益を上げることにつながっています。このような背景から、インバウンド対応は国の発展・成長に欠かせないものなのです。

インバウンド消費が増加する時期として、春節と桜の季節があげられます。毎年2月は台湾、韓国、中国など「旧正月」を迎えます。中国では「春節」とよばれ、世界各国に暮らす中華系の人にとって最も大切な祝日です。春節は国民の祝日で多くの人は一週間の連休をとります。桜が見られるシーズンも、日本的な趣を感じられ、日本らしい体験を求める外国人旅行者から注目を集めています。