1993年にニューヨークで誕生したケイト・スペード ニューヨークは、ハンドバッグを中心にアパレルやシューズ、アクセサリーなどを展開するライフスタイルブランド。「interesting woman, interesting life」をテーマに展開するアイテムは、どれも身に付けるだけでテンションが上がるような、ポップで華やかなデザインが特徴です。20代〜30代を中心に、オシャレ好きな女性を魅了してきたそんなブランドで、プレスとして働く穐山茉由さんに話を聞きました。

旅から着想するケイト・スペード ニューヨーク、最新シーズンのテーマは「モロッコ」

現在の仕事内容は?

プレスルームで、サンプルを貸し出すというのが日々の業務です。4人でチームを組んでいるのですが、私はブランドや商品がどのように露出されるか、何をどのタイミングで打ち出すかなどのコントロールをしています。ファッション誌とのお付き合いが多いのですが、最近はオンライン関係も増えてきているため、そういった媒体とのやりとりも行なっています。それに伴い、ショップと連動で展開するときのお手伝いも重要ですね。それと、年4回行われる展示会の準備。最近は、ニューヨークコレクションと同じ「インスタレーション形式」での展示会を行っているので、現在はその準備に追われています。

プレゼンテーション形式とは?

以前はプレスルームにサンプルをディスプレイする展示会がメインでしたが、今年のフォールコレクションからは、別会場を作り込み、モデルのトータルコーディネートで世界観を伝える形式を取り入れています。2017年スプリングコレクションは「モロッコ」がテーマで、今回の展示会では会場のステージからサーブされるミントティーまで、全てモロッカンな雰囲気で統一されています。

img_3040

デザイナーご本人が旅好きで、旅がテーマになっていることが多いとか。

はい。最近はモノやコトをテーマにすることが続いていたのですが、チーフ・クリエイティブ・オフィサーのデボラ・ロイドは大の旅好きで、インスピレーションを受けた場所がテーマになる事も良くあります。旅をテーマにしたコレクションは個人的にも好きで、今から楽しみにしています。

影響力が大きくなったSNSは、一つのメディアとして本国でも活用されている

SNSでのプロモーションも行なっているのですか?

はい、それも私たちの仕事です。ケイト・スペード ニューヨークとジャック・スペード(男性向けブランド)どちらにもSNSアカウントがあり、日本独自の投稿も行っています。ニューヨークブランドらしい内容ももちろんですが、例えばお正月とかその日の天気など、見ている人が自分へのメッセージだと受け取ってくれるような日本らしい投稿も大事にしています。最近はSNSの影響力がとても大きくなってきているので、ニューヨーク本社も私たちも、SNSをブランドを表現する一つのメディアとして重要視しています。

展示会やショップのイメージは、本社と連動しながら行なっているのですか?

そうです。毎回細かいディレクションがあるので、ニューヨーク本社とのコミュニケーションは欠かせません。もちろん日本のゲストやお客様に合わせたプランを日本から提案する事もあります。外資系ブランドのイメージから驚かれる事もありますが、本国との信頼関係があってこそですし、新しいものを取り入れる柔軟さも「ブランドらしさ」だと思っています。

穐山さんが、このお仕事に就くようになったキッカケは?

もともと私は洋服が作りたくて、大学も服飾学科に通っていました。新卒でOEMに入ったのですが、そこを辞めた時に紹介していただいたのが、サンエー・インターナショナルという会社だったんです。当時、そこのブランドの一つだったケイト・スペードを担当することになったのが、最初の出会い。そこからかれこれ10年ほどプレスを担当しています。

プレスの仕事に関しては?

ファッション雑誌を読むのが好きだったので、プレスという仕事があるのもそこで覚えました。ただ、それがどういう仕事なのかはよく知らなくて。入社する前にプレスをしている知人に色々と話を聞いて、「ブランドの顔となって表現する仕事というのは、とてもやり甲斐があるな」って思いましたね。

img_3042

実際にやってみて、ギャップは感じました?

プレスと聞くと華やかなイメージがある方も多いでしょうし、私もこの仕事に就く前はそういうイメージだったのですが、面接の際に「地味な仕事もたくさんあるよ」って言われて(笑)。確かに、地味な仕事もたくさんありました。でも、そういう経験は前職でもしてきていたので、そのままの勢いでやってこれた気がしますね。それに、華やかな部分も、コツコツとこなす仕事も両方好きなので、それほど苦に感じず10年やってこられたのかな、と。

大変だったことは?

それまで一緒にやってきた上司が産休を取る事になって、展示会の準備や雑誌とのタイアップ記事まで、たった一人で任されるようになったときでしょうか。当時はまだその上司のアシスタント的なことしかしていなかったし、二人だけで進めてきた仕事も多かったので、手探りの状態でした。編集者の方やスタイリストさんなどファッションのプロを相手に、いかにブランドの魅力を伝え、自分を覚えてもらえるか。あのときが一番大変でしたね。ただ、そこで多くのことを覚えることができたし、色んな人と繋がれたのは本当に良かったと思っています。

では、やりがいを感じたのはどんな時でした?

「この商品はイケる!」と思って自分で仕掛けたものに大きな反響があった時は嬉しいですね。先ほど話したSNSの導入など、新しい試みを業界の中でもいち早く導入して軌道に乗せることができたことも、自分自身のやり甲斐につながっています。

今後の抱負は?

ブランドを表現する場を、これからも増やしていけたらいいですね。例えばイベントなどを企画して、ブランドの魅力や世界観を、お客様に直接お伝えしていきたいなと思っています。

今日の着こなし

光沢感のある鮮やかなグリーンのワンピース。ゆったりとした袖のフリルが着こなしに華やかさを与えてくれます。トレンドのファー付きフラットシューズやアイコニックなアクセでコーデに遊びを取り入れて。

img_3082

img_3089

・ドレス ¥53,000
・シューズ ¥40,000
・ネックレス(シャンパン) ¥15,000
・バングル(ラビット )¥17,000
・バングル(ブラックラメ) ¥9,000

今シーズンのオススメ

img_3094

CAMERON STREET / lane  5色 各¥36,000
カスタマイズステッカー 各¥2,000~

img_3099

WHIMSIES / triceratops crossbody ¥59,000
WHIMSIES / t-rex crossbody ¥59,000