とにかく「どう歳をとりたいか?」って考えているんですよ

将来こうなりたいっていうイメージはあるのですか?

「死ぬまでに絵本は出してみたいなぁ」とか、ほわ〜んとはありますけど、「絶対にここを目指す」っていう明確な目標は持たないようにしています。それが叶ったときに満足してしまいそうだから。逆に、「こうはなりたくない」っていうのはありますけど(笑)。とにかく昔から「どう歳をとりたいか?」みたいなことを考えています。女の人なんて特に、若い頃はちやほやされてもいつかはだれでも「おばちゃん」になっていく。誰だって歳はとるから平等だけれど、その状況を悲観する人間になっているかどうかは自分次第かなって。何歳になってもカッコよく仕事をしていれば、後悔のない良い人生になるのかなって思っていて。

自立していたいということでしょうか。

自立はしたいけれど、正直「可愛げのある女」でもあり続けたい!(笑)ガツガツ働く女性もかっこいいけど、「男勝り」みたいになって敬遠されるのは避けたいところ。そのためにも、「かわいい要素」のある仕事をしたいです。あと、「どれだけ稼いだか?」よりも、「俺の同級生が今こんなことやっててさ」って自慢されるネタにされたい。それが自分にとって一番心地いいんです。

小鳥遊しほのオリジナルキャラ・くまったくん。 シュールなテイストがSNS上で評判を呼んでいる。

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今年事務所から独立されて、「株式会社おもうつぼ」を立ち上げたのは?

勢いで作った、という感じですね…(笑)。フリーランスでクリエイティブ系の仕事をしていて「しっかりしてそう」って思われるには、やっぱり会社を立ち上げることなのかなと。やったことないことをやってみたかったし。もちろん経営のことなんて何もわからなかったけど、とりあえず作っちゃえ!って。

会社を立ち上げて良かったことはありますか?

一応、会社間の取引になるので、信用は増えていると思います。徐々に仕事の規模も大きくなってきています。ただ、それが会社を立ち上げた効果によるものかはわかりません。特にスタンスも変わらないし、相変わらず1人で動いて仕事をいただいていますし。会社を立ち上げた意味があったのかどうかもよくわからないけど「へぇ〜、会社もやってるんですね」って面白がられるから、それはそれでいいかなって。

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宅配サービス「Dデリバリー」にて、8〜10月の間、3ヶ月連続でパーティーコーディネートを紹介中。スタイリング・レシピ・調理などのすべてを担当している。

「株式会社おもうつぼ」っていう名前も面白いですよね。

ふざけてますよね(笑)。何をやっているのか分からない感じを演出したかったことと、ちょっとクスって笑ってもらいたいなって思って。カッコよく見られたいけど、(ある意味)なめられたくもあるんです。「ん?なんだこれ?」って思われながら、いいものを作っていたら面白いかなって。人に覚えてもらいたいし、細かいところへのこだわりを大事にしています。ただし、銀行で社名を呼ばれる時は恥ずかしいですよ(笑)。

最後に、小鳥遊さんのように領域を定めず活躍したいと思っている人に向けて、アドバイスをお願いします。

いろんな人と会うことが重要だと思います。「この人と会いたい」って思ったら、それをちゃんとアピールすれば誰かがつなげてくれるかもしれない。あとは普段は表にでない裏方のスタッフの方とか、自分と遠いところにいる人とも積極的に会うと、刺激をたくさんもらえると思います。同じ業種の人と遊ぶだけじゃなくて、「知らない世界をこの目で見てみよう」くらいの気持ちをもって毎日過ごすのが、わたしは好きですね。