1.『それでも恋するヴァルセロナ』 (2008年 アメリカ・スペイン)

ペネロペ・クルスが、スペイン人女優として初のオスカー受賞(助演女優賞)に輝いた、アメリカとスペイン合作映画。アメリカ人のヴィッキー(レベッカ・ホール)とクリスティーナ(スカーレット・ヨハンソン)は親友同士。ひと夏を過ごすためスペインはヴァルセロナへ訪れた二人は、そこで画家のフアン・アントニオ(ハビエル・バルデム)と出会います。奇妙な三角関係に陥る3人。そこに、アントニオの元妻マリア・エレーナ(ペネロペ・クルス)が現れて...。

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(出展:http://movies.yahoo.co.jp/)

シリアスなシチュエーションを軽妙なタッチで「笑い」に変える、ウディ・アレンの絶妙な演出は健在。恋愛体質な自由人クリスティーナと、婚約中の慎重派ヴィッキー。恋愛に対する価値観がまったく違う二人が、セクシーで謎めいた画家アントニオに翻弄される様子をコミカルに描きます。そして、激情的な天才肌、マリアの美しさといったら。スカヨハとレベッカ・ホールの、いかにもアメリカ人らしいカジュアルな着こなしも素敵ですが、ここはやっぱりペネロペのオーラを是非とも参考にしたいところ。レース柄の白いワンピースに黒のハット、黒い下着をチラ見せするピンクのワンピース...と、どの格好もセクシーでかっこいい! また、ワインレッドのシャツに無精髭、着古したグレーのカットソーなど、ハビエル・バルデムのオトナのファッションも見どころの一つです。

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(出展:http://movies.yahoo.co.jp/)

2.『恋のロンドン狂騒曲』 (2010年 スペイン・アメリカ)

アントニオ・バンデラス(『デスペラード』『マスク・オブ・ゾロ』)やジョシュ・ブローリン(『ノー・カントリー』)、アンソニー・ホプキンス(『羊たちの沈黙』)ら、渋〜い豪華男優陣が、ロンドンを舞台に情けない(?)男を演じるドタバタ喜劇。
年甲斐もなくアンチエイジングに励むアルフィ(アンソニー・ホプキンス)は、長年連れ添った妻ヘレナ(ジェマ・ジョーンズ)にいきなり離婚を申し入れます。激しく動揺し、怪しげな占いにハマっていくヘレナを心配する一人娘サリー(ナオミ・ワッツ)もまた、売れない小説家の夫ロイ(ジョシュ・ブローリン)との間に問題を抱えており、職場のボスであるグレッグ(アントニオ・バンデラス)に、次第に惹かれていき...。

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(出展:pc.video.dmkt-sp.jp)

原題は、「You Will Meet a Tall Dark Stranger」。「あなたはきっと、浅黒くて背の高い誰かに出逢うでしょう」という意味で、占い師の決まり文句です。現実から目をそらし、何か(誰か)をアテにし過ぎて痛い目に会う登場人物たちの、右往左往を皮肉たっぷりに描く、ウディ・アレンの真骨頂!
働く女性、ナオミ・ワッツのシックな着こなしは、20代後半〜30代後半のOL女性は参考になること間違いなし。また、様々な登場人物たちの、世代ごとのファッションの違いに注目してもきっと楽しめますよ!

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(出展:koino-london.jp)

3.『ミッドナイト・イン・パリ』 (2011年 スペイン・アメリカ)

小説家として売り出し中の映画脚本家、ギル・ベンダー (オーウェン・ウィルソン) は、婚約者のイネス (レイチェル・マクアダムス) とその裕福な両親とともにパリを訪問。ある夜の12時、酒に酔ったままパリの街をうろついていたギルの前に、1台のアンティークカーが現れます。車中の男女に誘われるがまま車に乗り込んだ彼は、あるパーティー会場に到着。そこにはなんと、小説家のF・スコット・フィッツジェラルドとその妻ゼルダ、アーネスト・ヘミングウェイにジョセフィン・ベイカー...等々、すでに死んだはずの偉人たちの姿が。その後も夜になると、パブロ・ピカソやサルバドール・ダリ(エイドリアン・ブロディ)、マン・レイら歴史上の人物たちと出会い、ますます混乱していくギルは...。

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(出展:www.amazon.co.jp)

アカデミー賞とゴールデングローブ賞の「脚本賞」を、ダブルで受賞した本作、全編にわたってパリで撮影され、その美しい街並みや人々のファッションを眺めているだけでもため息が出ます。中でもレア・セドゥ(現代のパリジェンヌ)、マリオン・コティヤール(アンティーク・ファッション)、レイチェル・マクアダムス(エレガントなアメリカンスタイル)と、三者三様の着こなしは必見。もちろん、ピカソやダリ、ヘミングウェイといった実在の人物に成りきる役者たちの、衣装やメイク、仕草などにも注目したいところです。

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(出展:www.amazon.co.jp)

4.『ローマでアモーレ』 (2012年 アメリカ・スペイン・イタリア)

本作は、ウディ・アレン自ら出演し、ローマを舞台に様々な男女の恋愛模様を描写した群像劇です。
ローマでバカンス中に、地元のローマ人弁護士ミケランジェロ(フラヴィオ・パレンティ)と恋に落ちるヘイリー(アリソン・ピル)。結婚を決意した二人に会うため、アメリカに住むヘイリーの両親(ジュディ・デイヴィス、ウディ・アレン)は飛行機でローマへ向かいますが、価値観の全く違う両家の間には微妙な緊張関係が生じます。一方、アメリカ人有名建築家のジョン(アレック・ボールドウィン)は、若い頃に暮らしていたアパートで、かつての自分にそっくりな青年ジャック(ジェシー・アイゼンバーグ)と出会います。恋人のサリー(グレタ・ガーウィグ)と暮らすジャックの前に、自由奔放で魅力的な女性モニカ(エレン・ペイジ)が現れ...。

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(出展:http://www.nytimes.com/)

他にも、平凡な中年夫婦を演じるロベルト・ベニーニとモニカ・ナッポ、コールガールを演じるペネロペ・クルスなど、たくさんの役者陣が登場。美しいローマの街並みを舞台に繰り広げられる、それぞれのエピソードはほとんど交差しないのですが、不思議な求心力があって最後まで飽きさせません。
キャラクターに合わせたファッションも興味深く、田舎から出てきた新婚夫婦の垢抜けない格好など、思わずクスッと笑ってしまいますが、ここはエレン・ペイジのシンプルでコケティッシュなファッションに注目!

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(出展:www.dorriolds.com)